伝統工芸 組手細工

今日は組手(くで)細工を用いたウォールキャビネットのご紹介とその誕生秘話。
そして、ある種の思いを少しだけお話ししたいと思います。




組手細工とは、細かく割った木材をクギや接着剤をいっさい使わずに手作業でさまざまな模様に組んでいく伝統技術のことを言います。

鎌倉時代に作られた「障子」は、江戸時代末期になると単なる実用品としてだけでなく、格子(こうし)に様々な装飾を加えることによって書院障子・猫間障子などで広く利用されるようになりました。



 

実はこのウォールキャビネットをデザインするきっかけになったのが、雑誌で見た祇園の花見小路にある「ライカ・京都店」でした。
ドイツの老舗カメラメーカーと、日本の伝統工芸の融合に心を打たれてしまいました。



 

どうにかしてモダンな家具のデザインに取り込めないだろうか? 額装した絵画のように部屋に馴染ませたい。そんな思いでデザインしてみました。

そんな独りよがりな家具なので、人によっては価値など無いかもしれません。私ならこうするのに!なんて意見もあるかもしれませんね。

でもそれも、一点物の特徴なのですね。それが付加価値だと思います。
使う人の気持ちや暮らしを豊かにできるような、そんな家具をこれからもつくって行きたいです。
 

 

  

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木目は家具の衣です

ようやく暖かくなってまいりました。
桜の開花が待ち遠しい今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?

桜といえば美しい木目が魅力ですね。というわけで、すこし強引ですが今日は木材の表情を左右する木目について少しお話ししましょう。

まず木目とは、木材の断面に年輪の配列などによってつくられる模様のことを示すのはご承知の通りですが、主に「板目」と「柾目」に分けられるのはご存じでしょうか?

おそらくどなたでも見覚えのある模様だとは思いますが、今回も無駄に時間をかけて図解をこしらえましたのでご覧ください。




​まず柾目とは、丸太の中心に向かって挽くと現れる年輪が平行な木目模様のことを言います。




そして板目とは、丸太の中心からずらして挽くと現れる年輪が平行ではなく山形や筍形の木目模様のことを言います。




もちろん桜以外の木でも柾目と板目をとることができますが、特に欅(けやき)や楓(かえで)といった木の根っこ付近や、不規則な生成をした樹木に不規則でおもしろい木目が現れることがあります。これは「杢目」と呼ばれ、(杢目の木目って少しややこしいですが)希少性があり高価な部位として流通されています。



私たちがお客さまの家具を受注する際、必ずと言っていいほど柾目or板目のご希望をおたずねします。
特にフラッシュ構造の家具の場合は木目が規則的並びますのでその印象はとても重要なのであります。。

以上、かんたんではありますが木目についてのご説明はこれで終了いたします。
他にご質問などありましたらお気軽にお問合せくださいね。

ナッシュ ファニチャークラフツメンは、「樹種」「木目」「色」そして「カタチ」のすべてをリーズナブルにオーダーできる家具屋さんです。どうぞよろしくお願い致します。

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