二人きり

先日、まもなく完成のとある住宅にお邪魔してまいりました。

 

実はここ、昨年の7月にこのブログで紹介させていただいたS様邸。

ずっと住まわれた大きなお屋敷を引き払い、山々に囲まれたとても景色が良い場所に新居を設けました。

 

第二の人生は嫁とここで住むんだ!と、ご主人はまだ更地のそこを指で差し、ここが風呂での、ここが座敷。キッチンの前には大きな窓を付けての、嫁の思いを注ぎ込んだキッチンを作りたいんだと満面の笑みで話してくれたことを覚えています。

 

 

久しぶりにお会いしたご主人は相変わらずの様子で、ほら、風呂からの景色も最高やろ。ここもあそこも言うた通りにできとるやろ。と、本当に嬉しそうに家じゅうを案内してくれました。

 

でもそこには奥様の姿はありません。

入退院を繰り返していた奥様は新居の完成を待たずして他界されていたのです。

 

この辺りは家がないけんの、好きな演歌をおっきょい音で聴いても誰っちゃに文句言われんけんええやろー

 

その言葉に一瞬動揺しつつ、きっとご主人さんは一人になってしまったという憂いよりも、これからの人生も前向きに生きてやるんや。という強い意志が勝っているのだろうと感じました。

今日もこの家で、奥さまの思い出と二人きりの生活を楽しんでいるのだろうと思います。

 

仕事を通して色々な人と関わり、こうした悲哀や歓びを感じることはとても貴重な経験です。

人間臭いひと大好きです。僕ももっと人間味を豊かにして、これから出会うであろうたくさんの方々と接していきたいと思います。

がんばります。

 

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